第2回 内発的モチベーションと外発的モチベーション
- nakagami94
- 9月8日
- 読了時間: 2分
更新日:9月14日

今回はモチベーションを分解して考えてみましょう。
モチベーションの分類
まず、モチベーションを内発的・外発的に分類してみます。
内発的モチベーションの概念は、自分自身の興味・関心や好奇心あるいは達成感などから生じる意欲です。一方、外発的モチベーションの概念は、Award(よい評価や報酬や名誉など)やPenalty(罰)といった外的要因から生じる意欲です。
例をあげると、内発的モチベーションでは「より知識を深めたいから勉強する」、「プロ選手になりたいから練習をする」などがあり、外発的モチベーションでは「給料が上がるから一生懸命働く」、「テストでいい点をとって高評価をしてもらう」あるいは「テストで不合格になったら、レポートを書かされるから(そうならないように)がんばる」などですね。
今回のブログでは、内発的モチベーションにフォーカスし、外発的モチベーションは次回のブログで触れたいと思います。
モチベーションの改善方法

分類をしたところで、結局のところモチベーションが低下したときに、どうすれば効果的に回復するのだろう?という点が興味を引くところではないでしょうか。
意欲が低下してきたときに、漠然と「何とか、やる気を出そう!」と思うのも否定しませんが、どのモチベーションが原因となっているかを冷静に分析するのも効果的かと思います。これは、いうまでもなく対策が変わってくるからです。
もし、興味が薄れてきたのが原因であるなら「なぜ、それに興味・関心を持ったのか、初心に戻ってみる」、「それに関連する動画や記事などをみて、違った角度からの視点で見てみる」というような対応や、達成感が原因であるなら「目標を少し下げて小さなゴール達成を積み重ねる(5分だけやってみる、1ページだけ読んでみる、目標点数を80点から70点に変更してみる)」などの対応策を取ってみてはいかがでしょうか。
勉強についていえば「環境を変える」というのも効果的です。例えば、勉強する場所をいつもの自分の部屋でなく、図書館や自習室、カフェなどに変えてみるとか、勉強する時間帯を変えてみるとかです。(筆者の経験では、午前中に勉強時間帯をシフトさせて集中するのが効果的でした。)
あと、心理面では「一人で抱え込まないで、誰かと話す」ということも大事ですね。仲間や家族と触れ合うことで、社会的つながりを感じて意欲が湧くこともありますから…。
次回は、外発的モチベーションの側面から、Trainee(受講者側)ではなくTrainer(研修担当者側)の立場として留意したい点を話します。
プロネスティ株式会社
代表取締役 中上 博之
