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第3回 モチベーションの鼓舞

  • nakagami94
  • 9月15日
  • 読了時間: 3分

更新日:9月18日

MR教育

今回は研修を担当する立場から、教育対象者(例えばMR)に「モチベーションを持ってもらい、また高めてもらう(以後、”モチベーションの鼓舞”という表記とします)」にはどういうことに留意していけばいいのだろう、という話をしたいと思います。





モチベーションに関わる4つのKey word

まず、モチベーションの鼓舞に関わるKey wordがあるのですが、どういう単語が思い浮かびますでしょうか?

いざ問われてみると、ドキッとした人もいらっしゃるかもしれません。このブログでは4つのKey wordを紹介します。

それは、承認、称賛、競争、報酬です。「モチベーションの鼓舞のために、どういう施策を打とうかな?」と考えるときのトリガーワードとして頭に入れておくと便利です。



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「承認」は、この4wordの中でも基本中の基本と言えます。簡単にいうと「日常の言動をみて、認め、受け入れ、価値あることとして扱い、声掛けする」ことです。重要なのは日常です。何らかのイベントがあったとき(例えば、テストを実施したときなど)ではなく、日常なのです。

しかし、日常、教育対象者(MRさん)の言動をずっとみるのは大変ですね。度が超えると、ストーカーになってしまいます(笑)。

それでは、どういうことに留意したらいいのか?ということですが、これは「教育対象者(MRさん)がどんなことに関心をもっているかということに、(研修担当者が)関心をもつ」ということです。これだけでも「この人(研修担当者)は、私のことをわかってくれている」という心理になり、モチベーションアップにつながります。



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「称賛」は文字どおり褒めることです。留意点は主に3つ「具体的に何がよかったのか」、「プロセスを褒める」、「教育対象者の成長にフォーカスする」です。

「すごいね!」というような抽象的な言葉だけでは足りません。具体的に「MR総論の結果が90点超えてるなんて、すごいね!」というように具体性を上げて、続いてプロセス(取り組み方や努力している姿勢など)を褒め(例えば、「毎日、まじめに取り組んでいる、その継続性!すばらしいと思うよ」など)、そして、本人の成長にフォーカスを当てます。このときのポイントは、他者との比較ではなく、本人の過去との比較を話すことです。

あと、タイミングや感情を込めるというようなこともありますが、ここでは省略します。

 

「競争」は、特にグループ分けできる人数の研修で有効です。個人に対しても「ライバルを見つけて取り組んでいこう」というようなことは言えますが、個人的な感想では、令和のこの時代、あまりマッチしないような印象をもっています。(人にもよりますが…)

 

「報酬」は、人事評価や給与、名誉、何らかの特典などです。このあたりは研修担当者の皆さんがコントロールするのは難しいかもしれませんが、「報酬」というKeyもあることを知っておいたほうが便利かと思います。


まとめ

重複しますが、モチベーションの鼓舞には、どういうことをしたらいいだろうと思案する際は、この4つのKey word(承認・称賛・競争・報酬)の側面から考えてみてはいかがでしょうか。


プロネスティ株式会社

代表取締役 中上 博之



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