第5回 モチベーションが高まる情動
- nakagami94
- 9月29日
- 読了時間: 3分
更新日:10月9日

モチベーションが高まっている状態が維持できるということは、いい状態ですよね。そういう状態にするには、モチベーションに関連する情動を理解したうえで取り組むのが効率的かと思います。今回はこのような状態にしていくためのいくつかのアイデアを紹介していきます。
モチベーションが高まる4つの情動

結論から言いますと、モチベーションが高まる4つの情動は「探索する(SEEK)」、「欲求する(WANT)」、「挑戦してみる(TRY)」、「好きになる(LIKE)」といわれています。これらの情動を感じているときが、いわゆる「やる気物質」のドパミンが出やすいのです。
したがって、自分自身のSEEK、WANT、TRY、LIKEが何であるのかを整理しておくことが基本になります。皆さんの個々のSEEK、WANT、TRY、LIKEは何ですか?
私自身は、新しい知識を得る勉強を始めるときやセミナーなどに参加するとき、意識的に「新しい学び(知識・情報など)」を擬人化し「素敵な人」に置き換えます。
つまり「これからどんな素敵な人と出会えるのだろう(ワクワク)。」とか
「素敵な人を見つけよう」というようなマインドセットをします。「SEEK・WANT」状態にして、ドパミンを増やすわけです。
Good points を見つける!

人間は元来「悪いところ(できていないことなど)に目が行きやすい」という性質があります。これは誰しも経験的に「確かにね…」と感じるのではないでしょうか。
だからこそ!だからこそ、意識的にいいところを見つける(感じる)ようにしてみたり、言語化(つぶやくように)してみたりするのがおすすめです。
Pointではなくpointsです。なるべく複数見つけるようにするのがさらにおすすめです。
例えば、テストで50点(100点満点)という事実であったときに「50点しか取れなった…」とネガティブにならず、「50点は理解できた」ことに注目して、できた理由や
もっと良くなっていく点などを見つけて学んでいこうという思考です。
回避状態から挑戦状態へ、挑戦状態から最適状態へ

せっかく、ドパミンを増やして、回避状態から挑戦状態のモチベーションに上がったとしても、長続きしなく、再び回避状態や最悪な場合は低空飛行状態に陥ることがありますよね。
こうなる原因や理由は多々ありますが、
特に仕事においての理由の1つとして
「なぜこれに取り組んでいるのか?」、「何のために必要なのか?」といったことが曖昧になっているということが挙げられます。
したがって、重要なのは「目的・ゴール・目標」を定期的に振り返り、脳内で明確にしておくことです。「モチベーションが維持できなくなってきたなぁ…」と感じ始めたら、この「目的・ゴール・目標」を再確認してみるのが効果的です。
まとめ
5回にわたって、モチベーションについてお話しをしてきました。
紹介した内容はほんの一部ではありますが、「自身のやる気を起こす・上げる」、
「教育対象者のやる気を挙げてもらう」といったことの一助になれば幸いです。
プロネスティ株式会社
代表取締役 中上 博之
