第7回 効果的な勉強・学習②
- nakagami94
- 10月13日
- 読了時間: 3分
今回は長期記憶化していく3つのポイントのうち、「反復」にフォーカスをあててみます。わかっているけど、なかなか反復もしくは継続できないということも実際、多いのではないでしょうか。私もそのうちの1人かもしれません。しかし、それで済ましてくと、本当に何も反復できなくなってしまいかねません。そこで、そうならないような工夫を3つ紹介したいと思います。

if then法
if then法は「もし~なら、~する。」というもので、心理学や行動科学でもよく使われる技法の1つです。「反復」して学習しないといけないはわかっているのに、さぼって後回しすることがないように、学習するという行動のきっかけ(トリガー)を決めておくという方法です。
トリガーとなる「もし~なら」の部分は既に習慣となっていることと紐づけるのが効果的です。例えば「歯を磨いたら、間違えたテスト問題を見直す」、「コーヒーを飲んだら、テキスト1ページ読む」とかです。
私自身のif thenはいくつかあるのですが、そのうちの1つを暴露しますと「洗濯(洗濯機に洗濯物を入れてスイッチオン)をしたら、ビジネス本を読む。」です。滑稽ですが、行動のトリガーにはなっています。
自分へのご褒美

これもif then法の応用のようなものです。前述のif thenは「反復して勉強・学習するための、トリガーとなる行動を決める」という方法でしたが、こちらは「何か反復して勉強・学習したら、こんないいことが待っている」という方法です。例えば、「1週間続けたらお気に入りのレストランに行く」、「3日間続けたら、おいしいお酒を飲む」とかです。いいことがやってくるという報酬(Reword)系への刺激によるモチベーションですね。
よくダイエットでも、1週間に1日はチートディを設けた方が継続できるというのもこの1例ですね。
報告・宣言
これは、意識的に友人や家族、周囲の人に「報告」または「宣言」することです。他の人に「行動を起こす」ということを言うことで、「(行動を)起こさなかったら、恥ずかしい」という気持ちになったり、人は心理学的に「人に言ったことや宣言したことに対して、一貫性を保ちたい」という性質があるため、反復してすべきことへの意識が高まり、行動に移しやすくなります。

いや、そうはいっても「友人や家族、周囲の人に宣言するのは、どうも恥ずかしくて…」という人も大丈夫です!スマホのAI(iphoneならSiri、AndroidならGemini)に報告・宣言してください。褒めてくれたり勇気づけてくれますよ(あっ!私がよくやっていることがバレましたね笑)。
まとめ
3つの工夫を紹介しましたが、人それぞれ個性がありますから、自分に少しでも合っていそうなものを試してみるのはいかがでしょうか。とにかく、いろんな方法や工夫、理論があっても最初の一歩を踏む出さない限り何も起こりません。「このブログを読んだら、テキスト1ページだけ読もう」というように、皆さんのトリガーになってもらえるようブログを続けていきます!
プロネスティ株式会社
代表取締役 中上 博之
