第13回 効果的な勉強・学習⑧ 逆算思考-2

前回に続き、逆算思考をテーマにお話ししていこうと思います。

逆算思考は、最終目標のGoalから逆算して、何を、どのように勉強していくのかをスケジューリングしていくわけですが、どう計画を組み立てて、具体的にどう進めていくのが効果的なのかというのが今回のテーマになります。

詳しい人に聞こう

まずは、MR認定試験で言えば、この試験に合格した先輩や研修部門の方、MR認定試験に詳しいプロの講師など、本試験に精通した人に聞いて教えてもらいましょう。自分で考えて試行錯誤している暇はありません。今までは４月に入社して試験日が12月でしたが、来年度のMR認定試験（来年度の名称はMR基礎試験）は7月受験ですので、その道に詳しい人に、恥ずかしがらずにどんどん聞いて、効率的に時間を使いましょう。

自己投資をケチるな

入社した企業によっては、手厚く研修時間や動画、問題集などの教材を提供してくれる会社もあれば、それなりに提供してくれる会社など勉強する環境が異なってきます。

手厚い企業であれば、教材は十分であるため、与えられた教材を勉強していくことで十分です。

しかし、そうでない場合、絶対合格するためには自分で必要な教材を購入して、頑張っていかなくてはならないですよね。十分な勉強ができないと言って会社の責任（つまり他責）にしても問題解決しませんし…。

このときの教材選びで「安物買いの銭失い」になっては本末転倒です。

教材選び

教材選びでのポイントは当たり前ですが、合格者の多くが使っている教材を選ぶことです。

手前味噌ですが、弊社の問題集「サクセス」は受験者の半数以上の方に利用いただいています。

幹と枝葉を知ろう

MRテキストを漠然と読み始めていくのは非効率的です。いち早く、幹となる知識・内容はどこなのか、その幹に紐づく枝葉の知識・内容は何なのかを把握することが重要です。

これも、自分で幹と枝葉を見つけていくのは大変ですから、「詳しい人に聞こう」です。

とにかく、MR試験に精通した人に聞いて教えてもらいましょう。それから自己学習です。

プロの講師に聞ける環境にあるのなら、テキストの内容について疑問に思ったことを質問するのもいいのですが、それが幹なのか枝葉なのかを同時に聞くとか、どこが幹なのかを質問するようにした方が、よりいい質問です。

最後に

逆算思考で、いつ、何を、どのようにしていくのかを組み立て、インプット学習（講義受講/動画視聴、テキスト読み込みなど）2～3割、アウトプット学習（問題演習、声に出す、ファインマン法など）7～8割くらいのバランスで頑張っていくのが効果的かつ効率的です。頑張っていきましょう。

次回は「抽象と具体」というテーマでお話しします。

プロネスティ株式会社

代表取締役　　中上　博之