第16回 ストレス① 多様性
- nakagami94
- 7 日前
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更新日:2 日前

ストレスという言葉を聞いたとき、皆さんはどうお感じになられますか?
一般的には多くの方は、右のイラストのように、圧を感じたり、嫌なことといった総じてネガティブな印象をもたれるのではないでしょうか?
私もその一人で、ストレスと聞くと、真っ先に思い描くのはネガティブなニュアンスで、行動するときのパフォーマンスを下げる何かと考えがちです。
しかし、ストレスは場合によっては、パフォーマンスが上がることもあります。
つまり、ストレスはいい点もあれば悪い点もあるということですね。
自他のストレス反応の違い
MR研修講義のアイスブレイクでよく「制限時間30秒で、このクイズを解いてみましょう!」的なことをしたりします。ここでのストレスは制限時間30秒という縛り(プレッシャー)ですね。この制限時間30秒を言う、言わないで受講者たちの反応が変わってきます。

「制限時間内に絶対解いてやるぞ!」と集中力を高める人もいれば、「30秒しかない…どうしよう」と焦ってしまう人、または「30秒で解くなんて無理!」とすぐにあきらめてしまう人も中にはいます。このように、ストレス反応は人それぞれ、多様性です。
ということを、改めて考えたときに、自分と同じストレス反応を他人もするという同一視はしないほうがいいですね。例えば、自分は(ネガティブな意味での)ストレスを感じないからといって、それを他人に押し付けるのはNGです。その逆も然りですね。
では、ここで重要なことは何かといいますと、自分のストレス反応がどうなのかを客観的・俯瞰的にとらえることです。これを意識していると、他人とのコミュニケーションもより円滑になりやすいし、自分自身のパフォーマンス向上にもつながっていくと思います。
ストレスとうまく付き合う
冒頭と重複しますが、ストレスは、すべてネガティブで(できれば)抱えたくないことばかりでありません。ストレスがあるからこそパフォーマンスも上がることもあるわけです。
したがって、ストレスとうまく付き合っていくことは、モチベーションやパフォーマンスの向上に寄与するうえで重要なことになります。
「じゃ、どううまくつきあっていくんだ!」というご指摘があるかと思います。その方法論に論点が移していきましょう。
前述のストレス反応の多様性を受け入れて、その違いを認めるというのを前提として、まず始めておきたいのは、自分自身のストレス反応はどういうものなのかの分析とその理解・受容ですね。
分析の方法については、次回のブログで紹介していきます。続きをお楽しみに!
まとめ
「ストレス」という言葉は、どうしてもネガティブな印象をもってしまうようなう言葉ですが、逆転思考で「ストレスがあるからこそ成長するし、パフォーマンスも上げていくことができるものなんだ」と気持ちを切り換えることが根本的に重要なマインドだと個人的に思います。
私で言うと、サラリーマン時代は、このようなマインドは恥ずかしながら弱かった(いや、なかったかも…)と自戒する次第です。起業してからようやくこのようなマインドが醸成してきた感じですね(笑)。
プロネスティ株式会社
代表取締役 中上 博之
